ベトナムeSIMでも日本の番号をそのまま使う方法

ベトナム旅行中も日本のスマホ番号でSMS認証や通話を維持したい方へ。デュアルSIMの設定をステップごとに説明します。
デュアルSIMの仕組みとベトナムeSIM
最近のスマートフォンの多くは、物理SIM1枚とeSIM1枚、またはiPhone 13以降のように2つのeSIMを同時に利用できるデュアルSIMに対応しています。ベトナムでデータ通信を行うためにeSIMを追加しても、元の日本のSIMカードをそのまま使えば電話やSMSは従来通り受信できます。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)の仕組みでは、両方の回線が待ち受け状態になりますが、モバイルデータ通信は一度に1つの回線だけが利用します。ベトナムeSIMにデータ通信を割り当て、日本の回線のデータローミングをオフにすれば、余計な通信料が発生しません。ベトナムeSIMはデータ専用ですが、日本の番号で電話やSMSを受けながら、高速な4G/5Gネットワークを使えます。
日本の番号でSMSや電話は使える?
日本の番号宛てのSMSは、海外でも通常無料で受信できます(一部の格安SIMは課金される場合があるので事前にご確認ください)。銀行やサービスの2段階認証(2FA)コードも、日本の回線がアクティブであれば問題なく届きます。電話の着信も普段通りに呼び出し音が鳴り、応答すれば通話できます。ただし、発信する場合は日本のキャリアの海外ローミング料金がかかるため注意が必要です。
通話料を節約したい場合は、出発前にWi-Fi Callingを有効にしておくことをおすすめします。Wi-Fi CallingはベトナムeSIMのデータ回線を通じて動作するため、通話料が安くなったり、場合によっては無料になります。設定方法はキャリアにより異なりますが、iPhoneでは「設定」→「電話」→「Wi-Fi通話」、Androidでは「設定」→「接続」→「Wi-Fi通話」から有効にできます。日本のキャリア(docomo、au、SoftBank)のほとんどはWi-Fi Callingに対応しています。
デュアルSIM対応機種一覧
eSIMと物理SIMの両方を使える端末は年々増えています。iPhoneではXS、XS Max、XR以降のモデルが対応しています。ただし、中国本土版や香港版のiPhoneはeSIM機能が搭載されていないためご注意ください。Samsung GalaxyはS20シリーズ以降の多くの機種(一部キャリア版を除く)でeSIMに対応しており、Google Pixelは3以降で利用可能です。
iPhone 13以降は2枚のeSIMを同時にアクティブにできますが、それ以前のモデルでは物理SIMとeSIMの組み合わせになります。自分の端末が対応しているかどうかは、メーカーの仕様一覧やIMEI確認ツールで事前にチェックすることをおすすめします。対応機種であれば、ベトナムeSIMと日本のSIMのデュアルSIM環境を簡単に構築できます。
設定手順(ステップバイステップ)
出発前に simvietnam.telebox.vn でベトナムeSIMを購入し、メールで届くQRコードを用意します。日本国内でeSIMをインストールするには、iPhoneの場合「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」からQRコードをスキャンします。Androidでは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「事業者を追加」など、機種に応じて操作してください。
インストール後、「モバイルデータ通信」をベトナムeSIMに設定し、日本の回線は「この回線をオンにして通話とSMSに使う」などに設定します。iPhoneでデフォルトの音声回線を日本の番号に指定してください。日本の回線の「データローミング」は必ずオフにします。日本を出発する前に、両方の回線に電波が立っていること、ベトナムeSIMでデータ通信ができることを確認しておくと安心です。
キャリア別の注意点(docomo/au/SoftBank)
日本の主要キャリア(docomo、au、SoftBank)でベトナム滞在中にSMSや電話を利用するには、事前に国際ローミングの設定が必要です。多くの場合、ローミングを有効にするだけでSMSの受信は無料になりますが、一部のプランでは海外ローミングパケットパックへの加入を推奨する場合もあります。出発前に各キャリアの公式サイトで最新情報を確認してください。
Wi-Fi Callingを利用する場合、キャリアによっては事前に申し込みが必要な場合があります。また、発信時の通話料はベトナムeSIMのデータ通信のみで済むため、通常のローミング通話より大幅に安くなります。着信は無料のケースが多いですが、キャリアの料金体系を必ずご確認の上ご利用ください。
FAQ
ベトナムeSIMを使いながら日本の番号をそのまま利用できますか?
はい、可能です。デュアルSIM対応のスマートフォンであれば、ベトナムeSIMでデータ通信をしながら日本の番号で通話やSMSを同時に利用できます。データ通信はベトナムeSIM側に設定し、日本の回線のデータローミングをオフにすることで余計な費用を防げます。
ベトナムで日本の番号のSMSは受信できますか?
ほとんどの日本のキャリアでは、海外でのSMS受信は無料です。銀行の確認コードや各種サービスの2段階認証も通常通り届きます。ただし、一部の格安SIMでは受信に課金される場合があるため、事前にご利用のキャリアにご確認ください。
どのスマホがベトナムeSIMと日本のSIMを同時に使えますか?
iPhone XS以降(中国版・香港版を除く)、Samsung Galaxy S20以降、Google Pixel 3以降などが対応しています。iPhone 13以降はeSIM2枚の同時利用も可能です。お使いの端末がeSIMに対応しているかは、IMEI確認ツールで調べることができます。
出発前にベトナムeSIMをインストールして、日本のSIMをそのまま挿しても大丈夫ですか?
問題ありません。日本国内でベトナムeSIMをインストールしても、アクティベートは現地のネットワークに接続した時に行われます。日本のSIMを挿したままでも影響はなく、設定を完了してから出国すれば、ベトナム到着後すぐにデータ通信と日本の番号の両方を使い始められます。